NOTES

Taraxacum

Tsuby, Kenji Iida, Suzu Toyama, Tadataka Sudo
Format
44.1kHz/16bit
Label
Mitiochondrion Records (Andersens)
Release
2022-05-08
Price in
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TRACKS

1 let's go / Suzu Toyama 00:05:49
2 Mythologies / Tsuby
Mythologies / つびー
00:05:55
3 halo / Tadataka Sudo
halo / 須藤忠隆
00:03:50
4 Kemuri / Kenji Iida
煙 / 飯田健二
00:04:31
5 Fall into the cosmos / Tsuby
Fall into the cosmos / つびー
00:02:35
6 Maigo / Suzu Toyama
迷子 / Suzu Toyama
00:04:50
7 Sorairo no kasa / Kenji Iida
そら色の傘 / 飯田健二
00:03:08
8 Haru matsu oka / Tadataka Sudo
Haru matsu oka / 須藤忠隆
00:02:20
9 Seoyogi no natsu / Tadataka Sudo
Seoyogi no natsu / 須藤忠隆
00:04:40
10 Hopos Topos Upos / Tsuby
Hopos Topos Upos / つびー
00:03:39
11 Blackhole / Suzu Toyama
ブラックホール / Suzu Toyama
00:06:01

~ Compilation notes by Tsuby (Andersens) ~


February 2022.

It was still winter, but in the daytime on a slightly warm day, I suddenly thought of making a compilation album with my friends for the spring.

Come to think of it, I haven't heard from anyone for a while.

I wonder how everyone is doing?

This is how we started working on the compilation album, like a status report.


I would like to introduce each participating musician.


Tadataka Sudo is a ceramic artist by profession, and he is the author of "Utopia in Apocalypse," which was released last year at Minna Kikeru.

There's been a lot of talk about gloomy topics, so we decided to make a compilation that would make people feel like spring. And he contributed three songs to the compilation.

He is currently working on an album for his band, Mikaduki Settodan.

The pasta he cook is always very delicious.



Kenji Iida is a musician who organized my first show in my hometown, Mito.

He also released a cassette tape called "Shooting Star and Sun" with me.

I will never forget the shock I got when I saw him live for the first time.

'Kemuri' and 'SoraIro no kasa', which he provided for us this time, are such great songs that they could have been both A-side of the single.

The kiritanpo hot pot he cooked for me was delicious.



Suzu Toyama is a female musician who was introduced by Tadataka Sudo.

She is now 16 years old and started music one year ago!

She has released two albums so far, "Sixteen" and "Blackhole".

I have never seen her liveshow and would like to see it someday.

The last song on this compilation, "Blackhole", should really be listened to by a variety of people.




つびーによるアルバム解説 ~


2022年2月。

まだ冬で、でもちょっと暖かい日の昼間に春に向けて友人たちとコンピレーションを作ろう、とふと思い立った。

そういえば、しばらく誰とも連絡をとっていない。

みんな元気かな?

こんな感じで近況報告のようなコンピレーションアルバムの制作が始まりました。



各参加ミュージシャンの紹介をしていこうと思います。



須藤忠隆さんは昨年、Minnna KikeruにてUtopia in Apocalypseをリリースした本業は陶芸家のアーティスト。

「暗い話題が多いから春を感じさせるコンピレーションを作ろう。」という話になり、3曲提供してもらいました。

現在は自身のバンドの三日月窃盗団のアルバムも製作中との事。

須藤さんのパスタはいつもとても美味しい。



飯田健二君は僕が一番最初に水戸でライヴをした時に企画をしてくれたミュージシャン。

僕と一緒に「流れ星と太陽」というカセットテープもリリースしている。

初めてライヴを観た時の衝撃が忘れられない。

今回提供してくれた「煙」、「そら色の傘」は両A面のシングルでもおかしくないくらいの名曲です。

いつだったか作ってくれたきりたんぽ鍋が美味しかった。



Suzu Toyamaさんは須藤さんから紹介を頂いた女性ミュージシャン。現在、16歳で音楽を始めたのが1年前からだそう!

現在まで「Sixteen」、「Blackhole」の2枚のアルバムをリリース。

ライヴを観たことがないので、いつの日かライヴを観てみたい。

コンピレーションの最後に収録されている「Blackhole」は本当に色々な人に聴いてほしい。




-曲解説-



1, Let’s go / Suzu Toyama


春の季節の始まりを感じさせてくれるようなオープニングに相応しい曲。Suzuさんの解説にはこう書いてありました。「16歳という大人と子供の間の年齢になったこと。自分の人生を歩み始める。自分の将来について考える。自分が何者で、何を愛しているのかを探す旅。その旅に、音楽が寄り添ってくれることを願っています。」(Tsuby)



2, Mythologies / Tsuby


最近観たエジプトのピラミッドのドキュメンタリーが何となく曲のモチーフになってます。

昔使っていたkorgのハードディスクレコーダーを引っ張り出してキーボードのオーバーダブをし始めたら止まらなくなりました。

シェーカーとスネアはアンデルセンズの初期メンバー大内君にお願いして演奏してもらいました。

ボーカルは三日月窃盗団の齋藤有意さん。(Tsuby)



3, halo / tadataka sudo


今回のコンピのために作った曲です。

冬の終わり、春の兆しを感じるとても空気の綺麗な日に作りました。季節の変わり目の空気の匂いには、いつも懐かしさと新鮮さを感じます。

三日月窃盗団でも活動する、齋藤有意さんが素敵なコーラスを入れてくれました。(須藤)



4, 煙 / 飯田健二


ずっと年上の友達が書いた詩に曲をつけたもの。

山之口貘のような語り口なのでカントリーブルーズがハマるかと思ったのですが、試作してみたら高田渡を上辺だけ真似たような曲になってしまい、これではだめだと色々試した末、この形に落ち着きました。(飯田)



5, Fall into the cosmos / Tsuby


ずっと昔にコード進行とメロディラインだけできていた曲。

歌詞をつけて歌にしようかと思っていたのですがキーボードをいじっていたらインストでよいかな、と思い完成させました。

友人がウクレレベースを入れてくれました。(Tsuby)



6, 迷子 / Suzu Toyama


「未来はきっと明るいはずさ。未来はきっと私を待ってるはずさ。」と歌われる歌は本当に今しか聴けないような不思議な力強さを感じます。

迷子になったらなったでいいじゃない。羅針盤はこの音楽。(Tsuby)



7, そら色の傘 / 飯田健二


①曲のデモが出来る。

②曲に合わせて歌詞を書いたけれど、しっくりこない。

③最初の曲を没にして、歌詞に合う曲をイチから作りはじめる。

④ラップにしたほうがいいかも? と思い、歌詞も書き直す。


録音してみたら、ラップではなく語りのような感じに。

ラップの難しさを知りました。(飯田)



8, 春待つ丘 / tadataka sudo


小野崎さんと今回のコンピは春のイメージに合うものにしたいという話をしていたので、そのままズバリ、タイトルに春が付いた曲をセレクトしました。デモ自体は10年くらい前からあった曲ですが、バンドで演奏すると割と普通なポストロック的なアレンジに落ち着いちゃいそうで面白くなかった。

曲自体は気に入っていたので、今回ソロ作としてアレンジを練って収録しました。(須藤)



9, 背泳ぎの夏 / tadataka sudo


去年、コロナ禍の夏に車で茨城の海岸沿いを車で散策して回り、細い野道を入らなければ辿り着けない、殆ど人のいない、小さな静かな砂浜を発見し、夕方頃、良く一人で泳ぎに行きました。実際には、僕は背泳ぎは不得意なのですが、あの風雅な泳法には憧れがあります。夏の終わり頃、一度飯田健二くんもその浜へ誘ったのですが、その時はカツオノエボシ(強い毒を持つ、美しく青く輝くクラゲの一種)が浜にいるのを発見し、泣く泣く海に入るのはのは断念し、しばらくただ海を眺めてから大人しく引き返しました。(須藤)



10,Hopos Topos Upos / Tsuby


家にあるカセットテープレコーダーに録音した時の音の揺れ具合がすごく好きでそのレコーダーに録音したギターを基に完成させた曲。

不思議な雰囲気の曲になったけど個人的にすごく好きな曲になりました。(Tsuby)



11, ブラックホール / Suzu Toyama


Suzuさん曰く「ブラックホールにハマってしまったような感覚になった時にできた曲」との事。ブラックホールについては自分もたまに考える事があります。実際に目で見ることはできなくても、宇宙の遥か彼方では地球上の我々の日常のように普通に起きている現象。1曲目の「Let's go」が1日の始まりだとしたらこの曲は1日の終わりに聴きたくなる曲です。(Tsuby)




Let's go


作詞・作曲・編曲:Suzu Toyama

演奏:Suzu Toyama(歌、アコースティックギター)


迷子


作詞・作曲・編曲:Suzu Toyama

演奏:Suzu Toyama(歌、エレクトリックギター)


ブラックホール


作詞・作曲・編曲:Suzu Toyama

演奏:Suzu Toyama(歌、ピアノ)



halo


作詞・作曲・編曲:tadataka sudo

演奏:tadtaka sudo(歌、アコースティックギター、キーボード)、齋藤有意(コーラス)


春待つ丘


作詞・作曲・編曲:tadataka sudo

演奏:tadataka sudo(歌、アコースティックギター、キーボード)


背泳ぎの夏


作詞・作曲・編曲:tadataka sudo

演奏:tadataka sudo(歌、アコースティックギター、キーボード)



そら色の傘


作詞・作曲・編曲:飯田健二

演奏:飯田健二(歌、クラシックギター、ベース、カシオトーン)



作詞:ソノダスウ

作曲・編曲:飯田健二

演奏:飯田健二(歌、クラシックギター、アコースティックギター、ウクレレ、カシオトーン)


録音・ミックス:飯田健二(ぼんやり堂、2022年2月~3月)



Mythologies


作詞・作曲・編曲:Tsuby


演奏・Tsuby(ガットギター、エレクトリックギター、キーボード)、齋藤有意(ボーカル)、大内伸輔(ドラムス、シェイカー)


Fall into the cosmos


作曲・編曲:Tsuby

演奏・Tsuby(ガットギター、キーボード、リズムボックス)、石倉康司(ウクレレベース)


Hopos Topos Upos


作曲・編曲:Tsuby

演奏・Tsuby(ガットギター、キーボード)


録音・ミックス: Tsuby


マスタリング by tadataka sudo