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Elle est les Lettres (she is the literature)
- Ayacollette
- エレ・レ・レトル 〜彼女は文学/アヤコレット
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- Format
- 44.1kHz/16bit
- Label
- minna kikeru
- Release
- 1995
TRACKS
1 |
SEMER EADEM イツモコノママニ |
00:03:49 | ||
2 |
CHANT DAUTOMNE 秋の歌 |
00:01:54 | ||
3 |
LA PIPE パイプ |
00:02:30 | ||
4 |
JE SUIS PAS BRUTE 私は感傷的な女よ |
00:05:19 |
Ayacollette / Elle est les Lettres (she is the literature)
アヤコレット / エレ・レ・レトル ~彼女は文学
1 SEMER EADEM イツモコノママニ
2 CHANT D’AUTOMNE 秋の歌
3 LA PIPE パイプ
詞 シャルル・ボードレール 訳 福永武彦
4 JE SUIS PAS BRUTE 私は感傷的な女よ
詞 「セリーヌとジュリーは舟で行く」
曲 ショパン「別れの曲」、サティ「官僚的なソナチネ」、モーツァルト「ピアノソナタKV330」、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」、シューマン「幻想小曲集~夜」
Performed by Ayacollette 演奏 : アヤコレット
Produced by Amephone プロデュース : アメフォン
アヤコレット (piano&vocal)
1969年 愛媛県生まれ 3才からピアノを始める。
詩 映画のシナリオ 絵本など多様な言葉にメロディーをのせて軽やかにピアノを弾きながら歌う。24才で渡仏。帰国後90年代アメフォンの作品に多数参加。
00年代より自身のユニットでライブ活動を始める。インプロヴィゼイションを多様したポップスはジャズ評論家 副島輝人氏に前衛popと評される。
ピアノ弾き語り と言った方がわかりやすいかな。
自分では弾き語っている感覚はなくて 歌とは少し独立したピアノに言葉と歌のせてる感覚なので 弾き語りとは違うんだな~それを世の中 弾き語りと言うのか。
どうみても弾き語りですよねって言われると もう面倒だからな は、はい。って言ってるけど
まぁいいや リスナーからみてわかりやすい表現採用でわかりお願いします。
ピアノ弾き語り アヤコレット
whether she is singing really? It is so and be not that she sings. She only is reading out the letter that was written. She does not sing after all, although it looks as if go to the front of he song and nearly start to sing. She does not do to sing to shameless loud. Round trip that must become the round trip from the front the front of this reading to song. It is repeated to with ease as many degrees easily, entirely.
(Izumi Karino 1995)
彼女は本当に歌っているのか、と。そうだ、彼女は歌ってはいないのだ。彼女は書かれた文字を読み上げているだけだ。
彼女は休息する音楽家だ。そして同時に無垢の読者、つまり文学の浮薄な完成者である。しかし、それではいつ、彼女は再び歌い出すのだろうか。実際彼女は、ショパンやラヴェルのメロディーにまで身を委ね、歌の手前まで赴き、あわや歌い出すかに見えるが、やはり歌わない。自らに命名し、厚かましく高らかに謳い上げることはしない。この、読書から歌の手前までの往復ならざる往復は、まったく気楽に、身軽に何度でも繰り返される。
(狩野 泉 1995年)