NOTES

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Sayas
mk60
Format
48kHz/24bit
Label
majikick
Release
2020-10-30
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TRACKS

1 New Bird
とり
00:05:06
2 New Snow
ニュースノウ
00:07:42
3 Hima wari
ヒマワリ
00:08:34
4 New Home
ニューホーム
00:06:59
5 New Human
ニューヒューマン
00:05:26
6 New Bone
ニューボーン
00:06:39
7 New Zic Muse
ニュージックミューズ
00:06:59
8 Time to Pray
タイムトゥプレイ
00:04:14

In 2016, the exhibition at 'pocke' in Koenji, from New Year's Day, that mysterious experience started as soon as it opened. I wonder if it is interesting (great) just for the people who came to sit there. I was able to know what the outside world was like with what the visitors said, their letters and words. I also composed music. The exhibition (my staying) period was nearly one month.


A year later, in 2018, I stayed at ‘Tsukanoma’ in Kitamoto City to record these songs. Kitamoto City in the snow was really beautiful. The awesomeness of the forest at night, the moon, and the morning and the night were there much earlier than me. For two months, I was soaked in them and I came back with a half-finished work.


I think I've always been asking about something to create alone.

I don't think much about it now.

After all, it took for me almost four years.


Thanks a lot lot+,

Saya


2016年、高円寺のpockeでの展示、元旦、開けた途端に始まったあの不可思議な体験、来た人ががそこに座ってるだけでおもしろいって、そんなことあるかな。私は、来場した人の言うこと、文字や言葉で 外の世界の様子を知ることが出来た。作曲もした。展示(滞在)期間は1ヶ月近くになりました。


その一年後の2018年、これらの曲を録音しに、北本市のツカノマで滞在制作させてもらった。雪の北本は、本当に綺麗。夜の森の凄み、月だってあるし、朝も夜も自分よりずっと先にそこにいた。2ヶ月の間、それらを存分に浴び、曲は作りかけで帰って来てしまった。


一人で立ち上げる何か、はずっと問うてたと思う。

今はそのことをあまり考えなくなった。

結局、4年近くもかかってしまったな。

感謝です。


さや


-Lyrics-


「ニュー・バード」


あなたの歌をつくるのは

割と簡単なんだよと

そこにある錆びたギターで

さらりさらりとうたを綴り


僕によく似た

別人になって

初めて会うように

君を誘いたい


悲しみの沼の淵に

足を踏み入れて、馬は

何故だかとうとう知らずに

底に沈んでいったね


胸の奥には

しまわれた叫び

またあの道を

君と走りたい


とり、とり

とり、なりたい


私からこぼれる砂の粒を

この波は連れてゆく

手からこぼれ落ちた砂の粒を

あの波は拾ってくる


とり、とり

とり、なりたい

とり、とり

とり、、


「ニュー・スノウ」


僕を一人にしておいて

電話かけてこないでいいよ


君の目を一度覚ましてみたい

開けたままで眠ってるみたい


天から空から降ちてくる言葉ひらり

愛の方みだす間滑らしてった白い手

その瞬間もその瞳も息呑むみたいに綺麗だ

誰かさんそのままこちらはじっと見ないで


嬉しい哀しい

私どこへも行ける

みんな新しい雪に埋まってゆく

変わることはないものはみな土の中


ニュースノーカレンダー

ハッピーニュースノーイヤー

動き出す時間


ノートひらくと

空がある

まっさらなページ


「ニュー・ヒマワリ」


ケンカ

を しない ひまわり は、かれ てきっと

さ みしい からだと きみはい うあした

は ふたつ でうえて あげ よかがみ

を みるよ にすくす く、そだ つ


カー テンが揺れている

ぼくら呼吸して


かたあ

し おれた か まきり は、 つよ く なった

こ ころで た りない つ えをつ く あした

が もどっ て、 きた ら、 いお う あなた

は わたし が、まもっ て、 あげ る


カーテンが揺れている

ぼくら呼吸して

一緒にゆけたらな

ぼくを飛び出して


ターザンになれたらな

街で呼吸して

一緒にゆけたらな

ぼくを飛び出して


「ニュー・ホーム」(by さや&イノマタさん)


膝が壊れてるみたい

独りでベッドに寝ている

新年ならば街へ出かけ

人の賑わいでも眺めたい


夜になると、想像の海が

僕を包み込んでる


時間外のここは無人島

私もいなくなるみたい

踏んでる足跡が光り

生きるスイッチをふと入れてく


やっと開いた僕のドアが

ずっと軽くなってる


初めから遠くまで広がる

言葉が独歩して先を見ながら

走り抜ける喜びを諦めることなく

遠くへとばせよと、遠くへと飛ばせ

最後は身体に戻ってまた溶ける

おもいは私のまま、いしのように


新しい故郷へ

新しい人になって

新しい故郷へ

新しい人(鳥)になって

ゆこう、ゆこう

ニューホーム


「ニュー・ニューマン」(by 小池ん&さや)


下を向いて歩いてた

風がびゅうびゅう吹いてた

吹けば飛ぶよな世界

歩く速度で掴んで


下を向いて歩いたら

錆びた空き缶見つけた

君にも見せたくなったよ

僕がいなくなる前に


ポッケに入ってた水は消えて

持ってた僕も自由になった


下を向いて歩いてる

僕が宝物なんだと

後で気づくんだろ僕は

最後に君に話すんだろ


トカゲはしっぽ残して

ニューヒューマンになってダンス

拾ったものをあつめて

ニューヒューマンになってダンス


「ボーン」


ボンボーン

あなたはうたになる

私のうたになる


その尽きない悲しみが

怒りになるのを鎮め

月が丸いまま姿隠し

恐ろしさが現れても


ボンボーン

優しいあなたを取り戻すように

子どもみたいに怖がらずに


私はこえになる

あなたのこえになる


その溢れ出る喜びを

ありのまま受け入れて

朝の光が隙間から射し込み

塵を照らし出しても

もっと自由に歌えますように

今日の希望を見い出してね


ボンボーン


「ニュー・ジック・ミューズ」(by 船川翔司 & さや)


ジックジックミューズ


コーヒーは濃くなる ジックジックミューズ

網に囚われて 服を着た蝶

眠りが死ぬ時に 死が夢を見る


ジックジックミューズ


瞬き一つで 草ぼうぼう

焚き火覗き ぶんぶん反射

歌が鏡をつたって 扉開け

眠りが辿り着いた 新しい宿

すげー偶然 すげー偶然


百まで数えて 羊が目醒めるまで

油が流れる様子 水が流れる様子

天使の歌が通る 白い耳の麻痺

シャレも言えず笑ってる場合やないんやないか

記憶も生々しい時に 空虚の中でさらに途方にくれるしかない

悲しみと極度の疲労 悲しみは極度の快楽

他人の記憶空っぽの音 光が休む方に歩いていく

人も動物もいない世界 天使が反対に走っていく

すげー偶然


陽があればどこでも行こう

隙間から生えるしかない

枯れる何度も言おう

黙ったら消えるしかない


ニュージック ニューミューズ

ニュージック ニューミューズ


「タイムトゥプレイ」


ねえどうしてもっと

ください灯りを

ラストを照らして

あなたの眠りも


祈るときが来たと街中のスピーカーが鳴る

あの人の背中を追って夜明けを向かう

白い服を着て身振りを真似してみる

太陽が昇るまで続いた或る1日


It’s the time to pray、祈る時

祈ります、祈ります


もう満開だねガーデン

君が覗いてるサイト

冬になる前もう少しだ

空に手を伸ばす柿の子達


血がついたまま積まれた毛皮の山

ペットボトルカンカン叩いて子どもが歌う

元気になるのを願って遠く見守る

太陽が昇るのを待っていたあの1日


祈れたら、祈りたい

It’s the time to pray 祈ります


It’s the time to pray・・

祈ってる


Song written by Saya at pocke / Solo exibition 'Fahey's Can' in 2017

Lyrics by Saya & Friends (#4 - with Inomata san, #5 - Koiken, Saya, #7 - Shoji Funakawa, Saya )

Song #2 - released on Jad Fair and Tenniscoats

#3, 8 - released on Spirit Fest)


Recorded by Saya at Tsukanoma / Residence, Kitamoto-shi in Winter.2018.

Performed, Mixed by Saya until Oct.2020


Mastered by Bunsho Nishikawa

Photo by Yusuke Ezawa ('Nanja Monja Tree' in Kitamoto)

Design by Motokazu Furukawa

Title hand writing by Okome


Super Thanks to: Shimizu san (Pocke), Koiken (Atarashi Hito), Ezawa Yusuke (Tsukanoma), Yuji Tsujimura, Yanagida-san, and Ueno Takashi

All Friends and Fahey


majikick Oct.2020