-
Kind Regards
- MOTOKI WATANABE
- いつもお世話になってます/渡邉幹
- MISAWAKIKAKU001
-
- Format
- 44.1kHz/16bit
- Label
- MISAWA KIKAKU
- Release
- 2014-10-01
TRACKS
渡邉幹(わたなべもとき)は神奈川県は西の大磯にて農業を生業にしているシンガーソングライターで、この作品は2014年に三沢洋紀プロデュースによって録音されたファーストアルバムです。ひょうひょうとした佇まい、等身大のセンチメンタル、ただそこにあるだけのうた、これが本物のおしゃれなのかもと聴くたびに僕はおもうんですよね~。今回待望の初配信です。是非ミンナに聴いていただきたいです。三沢洋紀(2023年2月27日)
MOTOKI WATANABE「Kind Regards」
1.Blonde Long Hair
2.Even If The Soup Is Cold
3.Training For Life
4.Best Friend
5.Night Breeze
6.Surface Tension
7.Good Morning Chamomile
8.Old Guy 9.One Story House
10.It Rained After A Long Time
11.What Can I Do For You?
12.Grape Juice
13.Potsdam Declaration
Vocals,Acoustic guiter,songs & lyrics: MOTOKI WATANABE
Produced,recording,mixing,edits : HIROKI MISAWA
Recording at yokohama koganecho takahasi Bldg 302(July/8/2014 )
MISAWA KIKAKU001-CDR (2014/10/1)
< MOTOKI WATANABE YOUTUBE CHANNEL>
https://www.youtube.com/@-fantasytapes/featured
https://twitter.com/fantasytapes
「いつもお世話になってます / 渡邉幹」
1.金髪ロン毛
2.スープが冷めても
3.生きることの稽古だね
4.ベストフレンド
5.夜風
6.二人
7.おはようございます、カモミール
8.おじさん
9.平屋の家
10.久しぶりの雨
11.妖怪、なんか用かい?
12.ぶどうジュース
13.ポツダム宣言
作詞作曲演奏ギターうた : 渡邉幹(わたなべもとき)
企画録音ミックス編集 : 三沢洋紀 録音 / 横浜黄金町高橋ビル302号室(2014年7月8日) MISAWAKIKAKU001 (発売日2014/10/1)
<渡邉幹 YOUTUBE CHANNEL>
https://www.youtube.com/@-fantasytapes/featured
https://twitter.com/fantasytapes
「金髪ロン毛 」
ゆっくりと 流れる日々
ゆっくりと 離れる気持ち
ゆっくりしてちゃ置いていかれるよ
カフェを飛び出せ!
金髪でロン毛だけど
実際はいい奴じゃんか
問題はその気に障るしゃべり方だけ
無理な体勢でマンガ読んで背中を痛めて
シンプルでオシャレな暮らしどこ吹く風
海に行くのも若干飽きたし
東大でハンサムだけど友達にはなれそうにないな
こっちのセリフ 汗かきベソかき やさぐれエブリデイ
成功したらビール飲もうよ 失敗してもビール飲もうよ
友達も知らないおじさんもない交ぜにして
金髪でロン毛でした 丸刈りで野球部でした
ゆっくりしてちゃ置いていかれるよ 実家を飛び出せ!
東大でハンサムでした キャバクラでランデブーでした
友達も知らないおじさんも 人類皆兄弟
「スープが冷めても」
鳥が鮮やかに空を 飛んでいるのをみて
息をするのも忘れて 心を奪われたよ
道端に咲いてる しぼんだ花にこんにちわ
悲しいことがあったなら 忘れちゃおうよ
スープが冷めても 恋の熱 冷めやしないよ
一日中繋いでいた手を二人が離すとき
頭の上には綺麗なお星さまが輝く
何でもない事で大事な人と喧嘩した
心に余裕があるのなら 許しちゃおうか
季節の変わり目で不安になるなら いつでも僕に電話してくれればいい
スープが冷めても 恋の熱 冷めやしない
ラララ… 恋の熱 冷めやしないよ
「生きることの稽古だね」
のびた足の爪に気づくと
なんだかむず痒く思って
爪切りを探してみるものの
見当たらずその場に立ちすくみ
「生きることの稽古だね」と
誰かの声が耳をからかう
仕方なく遅めの昼かおやつか
食いさしの菓子パンをかじった
「ベストフレンド」
こぼれ落ちた涙の理由を
そっと君に打ち明けようか
俺たち今日も歩いてゆく
何処に行くのかわからないで
人の心に土足で入り
やりたい放題 あと片付けは無し
そんな奴は放っておこう
気の合う仲間と歩いてゆく
西日のオレンジ 俺の心を燃やしてサヨナラ
夜が来るってこんなに怖いものだったかしら
俺の失言ゴメンね 君の思いやりありがとう
これからもずっとベストフレンド!
結婚式は呼んでくれ
「夜風」
風呂上がりのビールに勝るものはないと
言っていたのは交通整理のおじさん メンソールハイライト
ふかしながら見上げた夜空
弱々しい春の穏やかさのような
その眼差しの中に
若かった頃の夢や 別れた元奥さんの笑顔
ほら、また優しい夜風が 野の花を揺らすのだから
「二人」
幸せは半分ずつお互い常に持っていようね
そしたらきっと楽しいよ 毎日もそう悪くない
溢れそうな想いは表面張力 意外と踏ん張って
真っ青な空を独り占めしてる
ベランダの家庭菜園
ミニトマトの花
戦後六十年老舗のめちゃくちゃうまい天ぷら屋の
親父さん亡くなって惜しまれながらもやむなく店じまい
ダメになっちゃいそうな時の栄養ドリンク
青春の涙とか汗とか ちょっぴり疲れたんだね
休みがとれたら一緒に行こう日帰り温泉
溢れそうな想いは表面張力 意外と踏ん張って
真っ青な空を独り占めしてる
ベランダの家庭菜園
ミニトマトの花
「おはようございます、カモミール」
おはようございます、カモミール
君は泣いてもいいって言うけど
おはようございます、カモミール
弱虫じゃ生きれないでしょ
こんな世界どうでもいい そんな半端な性格変えたい
自分の力で負けてみなくちゃ
シャンプー&コーヒー同時になくなり
かつての商店街も年々寂しくなり
相手の立場に立ってみなくちゃ
おはようございます、カモミール
素直に気持ちを言えたらいいのに
おはようございます、カモミール
なんでだろう 逆のことを言っちゃうのは
「おじさん」
ずいぶん前のことなのに僕たちのこと
覚えていてくれたおじさん
久しぶりと歯茎むき出しに
僕たちは少し戸惑い気味
おじさんの話しは面白いなぁ
さっそく伝家の宝刀 親父ギャグ
僕たちは苦笑い おじさんは一人で大笑い
僕たちもいつかおじさんになる
若者も新しい若者になる
お爺ちゃんは死ぬだろう
こればっかりはいつだって順番こだから
こんなおじさんになりたいなぁ
迂闊にもそんな風に思ってしまった
どんなに気取ってみせても
おじさんの歯茎にゃ敵わないや
「平屋の家」
平屋の家 土間とかあって
縁側でお茶 障子に穴
便所は汲取り 風呂は薪焚き
囲炉裏を囲み 飯は雑穀米
西瓜は川で冷やしてあります
今夜は花火 浴衣着て
どんな話をしましょうかね
暗い話しは置いておいて
「久しぶりの雨」
さっきの店でかかってた歌はたしかビートルズ
ポケットに手突っ込んで持ち合わせはたった200円
君のしゃべる息はキシリトールガムの匂い
久しぶりの雨 君はなぜか嬉しそうに笑う
しとしとと雨音はとても優しいし
愛しい何気ない仕草
濡れた若い男女 誰かと思えば
玄関には昔の僕たち
特に意味もなく彫刻を彫りました
夕飯はあり合わせの煮物と焼き魚 It's all right!
「 妖怪、なんか用かい?」
なんだか小腹が空いたので
冷蔵庫のドアを開けたら
妖怪の群れが飛び出して
食欲が無くなっちまったよ
用を足そうと思って
便器の蓋を開けたら
妖怪の群れが飛び出して
糞が引っ込んじまったよ
妖怪、なんか用かい?
「ぶどうジュース」
いつでも君を思い出せる
笑顔も真面目なときの顔も
そして温かい気持ちになって
いつもの町は淋しくて
友達の家で飲むことになって
君も来るって誰かから聞いて
君はあんまりお酒が得意じゃないから
僕はぶどうジュースを買って行こう
いつでも君を思い出せる
川沿いのジャリ道歩きながら
すべてが温かさに包まれて
傾いてゆく日の中で
「ポツダム宣言」
練習をサボったことは一度もありません
だのに予選で敗退なんて思いもよらなかった
そもそもこれ何の大会だったのでしょうか?
もはやスポーツかも怪しいところ
深夜の中華料理屋 ベタベタのヤングマガジン
お酒を飲めば明るく振る舞えるから
失敗は成功のもと そんなにうまくいかないよ
傷つくのが怖くって家で寝ています
I Don't wanna die 大好きだったお店が更地になっていたんだ
ジュースの甘さが楽しい坂道
二人で歩くの何年振りかね? ラララ…