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Zayaendo 4ever
- Zayaendo
- ざやえんどう フォーエバー/ざやえんどう
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- Format
- 44.1kHz/16bit
- Label
- majikick (minna kikeru)
- Release
- 2023-06-15
TRACKS
Ten members set foot in the friend's restaurant, Indo Fujiko / Mundo Fuji on a holiday. Mr. Kojo welcomed us warmly as usual. When we sounded the horn, well, wooden floor, concrete walls, the sound was so clear. And finally, very delicious food! Everything was not usual.
These events of the day are the sound of this album, which was made by all the members.
With a bird's eye view, I wished this time could last forever.
Saya
メンバー10人で足を踏み入れた休日のインド富士子/ムンド不二。小城さんがいつものようにあたたかく迎え入れてくれました。ホーンを鳴らしてみると、そうか、木の床、コンクリの壁、、音が澄んでいる。そして最後には、とっても美味しいご飯!すべては当たり前じゃないのでした。
これら1日の出来事が音としてあるのがこのアルバム、メンバーのみんなが作ったもの、現場の声や音も沢山聞こえます。少し俯瞰しながら、この時間が永遠に続いたらいいなあと思ったのでした。
さや
When the recording was finished and we were cleaning up, Mr. Ueno, the engineer for this project, asked me, "Kame-chan, are you interested in mixing? I thought it was something I would like to do, so I said, "I would like to do it." Then he handed me 9 songs that he had recorded! I mixed the songs, taking twists and turns as I went along, not really knowing what to expect. I could hear everyone's breathing and other parts that I had not been able to hear before, and I think it raised the resolution in my mind. In the end, it took about two days for Saya-san to check and adjust the mix, while Ueno-san made falafel and khao man gai for us. You may hear the sounds of Mr. Kojo of Indo Fujiko/Mundo Fuji, who lent us the place for this event, cooking, the sounds around him, and everyone's usual conversations in places. Enjoy!
Kanako Numata
録音が終わり片付けていると、今回のエンジニア植野さんから「かめちゃん、ミックス興味ある?」と聞かれて、なんとなくやってみたいな、と思ったので「やってみたいです」と言いました。それから録音した9曲をドーン!と渡され、分からないなりに紆余曲折しながらミックスをやりました。みんなの息遣いなどこれまで聞けていなかった所まで聞こえてきて、自分の中で解像度があがったように思います。最終的には約2日間かけて、さやさんにミックスを確認・調整してもらい、その間に植野さんがファラフェルやカオマンガイを作ってくれて出来上がりました。今回、場所を貸してくださったインド富士子/ムンド不二の小城さんが調理をしている音や、その周りの音、みんなの普段の会話が所々で聞こえてくるかもしれません。楽しんでください!
沼田佳命子
Zayaendo's fourth album finally became a collection of songs by almost all the other members, instead of Enchan, Saya, and myself. I think this is quite a point. I was engineer in the recording, and it turned out that Suidobashi Indo Fujiko/Mundo Fujii, which I was allowed to record, was a very good sounding space to record in.
Another major point this time is that I arranged interludes between songs, which are scenes of everyone meeting and practicing, and sounds that the members were not aware of that sounded at that time and place. Since the band is basically an instrumental band, I thought it would be interesting to hear the members' voices in this way, and I also wanted to juxtapose something completed with something in its normal state. I have no idea how the listeners will perceive it, but I think it's a nice touch.
The place where we recorded is usually a bar with curry and many dishes, so naturally, after recording, we launched the party, and I was busy making a rough mix with headphones in that time too....
Takashi Ueno
ざやえんどう4枚目のアルバムは、ついにえんちゃん、さや、僕の曲がなく、他のメンバーほぼ全員による曲集となった。ここ、結構ポイントだと思う。僕は録音エンジニアをやりましたが、録音させてもらった水道橋インド富士子/ムンド不二が録ってみるととても音がいい空間だったことが判明した。
今回のもう1つの大きなポイントとして、曲間にインタールードと称したみんなの打ち合わせや練習風景、その時その場で鳴ったメンバーが意識してない音を配したこと。基本インストのバンドなので、こうやってメンバーたちの肉声が聞こえるのはおもしろいかなー、と思ったのと何か完成したものと通常の状態のものを並列に並べてみたかった、という意図はあります。聴く人がどう捉えるかは全然分からないけど、いい感じじゃないでしょうか、我ながら。
録音したこの場所は、普段はカレー色の強い飲み屋なので、当然録音後はそのまま打ち上げ、、、してる横で、自分はせっせとラフミックス作りウィズ・ヘッドフォンしてたなあー、と。
植野
Zayaendo 4ever
Performed by :
Kanako Numata - Clarinet 沼田佳命子
Ken Manabe - Alto Sax 間部賢
Kiriko Kawamatsu - Trombone 川松桐子
Masaharu Seki - Euphonium 関雅晴
toumeg - Alto horn
Yutaka Hirose - Tuba 廣瀬寛
Mitsuru Tanaka - Chindon Percussion 田中充
Haruhiko Seki - Percussion 関春彦
Saya - Synth, Vocals on Track 8 さや
Takashi Ueno - E.Guitar on 12 and 21, Alto Sax on Track 4 植野隆司
Satomi Endo - Soplano Sax, Fife on Track 4 遠藤里美
Tsuby - Vocals on Track10 つびー
Recorded by Takashi Ueno
at Indo Fujiko / Mundo Fuji on 9th.April.2023 インド富士子/ムンド不二
https://www.instagram.com/indfjk/?hl=ja
Mixed by Kanako Numata, Saya
Cover Drawing by Takashi Ueno
Special thanks to Masaki Kojo 小城正樹
majikick 2023
S/S (song by Mitsuru Tanaka)
ひとつの季節を終えて次へと向かうショートステイにて胸にくるもの、今年も楽しくありたいなとなるべく明るい色に着替えるだけで行き止まりのステージを行き来する春夏コレクション2023です。田中充
Sampo さんぽ (song by Ken Manabe)
「さんぽ」は、何の気なしにキーボード弾いていたら、スラスラ出てきました。これまでほかの皆は曲書いているのに、自分だけ書けないなと悩んでいたのが嘘のよう…
初夏の強い光の中、二子玉川で演奏し、ツビーさんが勢いよく「みんな元気にいきまっしょい!」ってラップをしてくれたのもよい思い出です。 間部賢
Cafe Potro 喫茶ポトロ (song by toumeg)
ポトロは、南阿佐ヶ谷にあった好きな喫茶店を思って書きました。初めて作った曲でしたが、ざやえんどうによって素敵に仕上がりすごく うれしいです。ありがとうございます! toumeg
Little Echoes リトルエコー (song by Mitsuru Tanaka)
小さな音でも、調子っ外れでも、響けばちゃんと歌になる、と思っていたら想いをくみ取ってくれて余りあると感じる声がエコーで返ってきました。世の中がこんな風であればよいのにと思う、これもひとつの世の中なのでした。 田中充
Chiristmas Song クリスマスに作った曲 (song by Kiyokazu Onozaki (Tsuby), scored by Haruhiko Seki)
「クリスマスに作った曲」はアンデルセンズの曲なのですが、あにやんのアレンジにより、ざやえんどうでのレパートリーに入っている曲です。クリスマス間近のある日、ギターを弾いていたらコード進行ができて何日か後にファルセットのメロディーができました。歌詞をどうしても思い付く事ができなかったので、タイトルだけ決めてライブでは造語のような形で歌っていたのが、そのまま定番になりました。もうアンデルセンズでは演奏してない曲なので、こうしてざやえんどうの皆んなが引き継いで演奏してくれている事をとてもありがたく思っています。
Machi 街 (song by Kanako Numata)
"街"は去年の8月福島に行ったときに見た、大友良英さんのスペシャルビッグバンドでやっていた曲がとてもかっこよくて、譜面できっちり決めたものじゃなくて、ある程度決まりはあるけど、その時々のみんなの思いつきが見える感じになったら面白そうと思って作りました! 沼田佳命子
Goddess with Wind 風の女神 (song by Masaharu Seki)
kuchiyakusoku 口約束 (song by Tomoaki Saito 斉藤友秋)
起き掛けに皿洗いをしながらなんとなく口ずさんだフレーズを拡げて曲にしました。真冬の台所で出来たせいか、冷たい印象があります。 斉藤友秋
Back alley resident 路地裏の住人 (song by Kiriko Kawamatsu)
2022年12月にクリスマスソングを作っていた時に、それとは別で思い浮かんできたメロディーから作りました。クリスマスの煌びやかな雰囲気から離れ、路地裏に集まる人々をイメージしています。
Zayaendo ざやえんどう:
2016年、ミュンヘンでホッホツァイツカペレの演奏にインスパイアされた、さや(テニスコーツ)が遠藤里美 (biobiopatata) と立ち上げたブラス編成バンド。普段、他のバンドやソロで活動する植野隆司 (テニスコーツ)、小野崎清一 (アンデルセンズ つびー)、斉藤友秋らも参加し、沼田佳命子(tail他クラリネット)、川松桐子(tail他 トロンボーン)、関雅晴 (sekifu ユーフォニウム)、関春彦(パーカッション)、田中充(太鼓)、toumeg(アルトホルン)、廣瀬寛(tail他 チューバ)、間部賢(サックス)らで活動する。それぞれのオリジナル楽曲を持ち寄り演奏する画期的な試み。
2019年1stアルバム『ざやえんどうの音楽』、2020年2ndアルバム『Zayaendo plays Ueno Action』、2021年3rdアルバム『ざやえんどう3』をリリース。1stアルバムがドイツのAlien Transistorよりレコード化された。