fractal

In 2010, Apt & Taichi Kodachi has started playing together as a duo for just one live show, and in 2011 they released their 1st album.

Performed using the distorted rhythm caused by the feedback of the rhythm machine with a built-in analog mixer, and the glitch sound produced by directly touching the cable. While being influenced of noise / techno that is the background of each, they play while enjoying the generation of strange, rough, and sometimes humorous sounds that are generated by the uncertain and strong accidental phenomenon of feedback.

2010年、アプト＆古立太一によって一回だけのデュオのつもりで一緒に演奏したことに始まり、2011年に１st作品をリリース、活動している。

アナログミキサー内蔵のリズムマシンをフィードバックさせたことによる歪んだリズムや、シールドに直接触れる事で生じるグリッチ音を使って演奏。それぞれのバックグラウンドであるノイズ／テクノの影響を漂わせつつ、フィードバックという不確実で偶然性の強い現象が生み出す、奇妙で荒々しく、時に滑稽な音の発生を楽しんでいます。

二人とも小さい頃に実家で犬を飼っていて、外で飼っていたので、雨の日は湿って毛がゴワゴワしてくさくなるよね、というような話で盛り上がったのが「湿った犬」という名前の由来だそうです。

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本作品について

カセットテープだけの特徴って何だろうと考えたときに、1本のテープの上に進行方向が逆向きの2トラックずつが並んでいることに着目して、 テープ上の物理的な位置が同じもの（A1とB2、A2とB1）が対になるように作ってあります。 特にA1とB2は展開の方向も逆にしてあって、 A1は演奏するたびにランダムにいろいろ分岐して発散できる仕組みを用意したのに対して、 B2はA1で選ばれなかったルートを回収して収束していくような作りになっています。 A2はそれまで使用されたリズムの断片をつなげると、一つのリズムの形になるという「ネタバラシ」を行い、 B1はその後出てくるリズムの「提示」を行なっています。 そのため収録曲全体を見た際にフラクタル形になるようになっています。